家にあるアックンの忘れ物を、久しぶりに研究室に顔を出しに行ったパパに届けます。
研究所にいる皆に可愛がってもらえばいいです。
迷子になったところを、ものっそい強面の真田とかに保護されればいいよ。
思わず涙目になったところを「あー!真田が子供を泣かしてる!」と、丸井とかジロちゃんとかに見つかればいいよ。
「ほれ、飴くうて泣き止め」とどこからともなく出てきたオッシーに飴を貰って、それでも心優しい薫さんは物凄くオロオロしている真田に「かおるは別にこわくねぇんだ」と真田をフォローし、「みつけてくれてありがとうな、さみしかったんだ」ととびきりの笑顔を見せて真田に懐けばいい。
そしてアックンがいる部屋に連れて行ってもらって。
帰りは一緒におかえり。
家で晩御飯を食べている時に、今日出会った人のことやらを語りだします。
「みんなやさしかったぞ!」
「そうか。今度一人で来る時は一度連絡入れろよ?」
「おう!じんのけいたいばんごうはバッチリだ!」
「よし」
「なぁ、じん」
「あぁ?」
「じんがわすれものしなくても、いっていいか?」
「遊ぶもんなんかねぇぞ?」
「いいんだ。」
「……俺と一緒なら連れてってやる」
「やった!」
そんなに楽しかったのかアックンが首を捻っていればいい。
んで。
「げんいちろうに、またあいたいんだ!」
「
あァ!!!??」
みたいな。
薫さんは一番初めに声をかけてくれたげんいちろうが気に入ったようです。
薫さんの初恋かもしれない。
桃がいるのに(笑)
次の日以来真田はアックンに意味も分からずメンチ切られればいい。
あれ、何でハチは真田大プッシュなんだろう。
おそまつ。
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